今の時代は予測不可能な出来事や事件が連続して起こり、私たちはそれが常態化した時代を生きることになると考えられます。
このように将来が予測不可能な時代を生き抜くには、本学は『総合力』が必要だと考えます。
ただし、ここでいう『総合力』とは、様々な専門的スキルの単なる総和のことではありません。断片的な知識や情報を時間軸や空間軸を重ね合わせた立体的な視点で見て、物事の本質を全体として把握するスキルを意味しています。押し寄せてくる情報の中から、何が本当に必要なことで、何がそうでないかを見極める『総合力』が必要となってくるのです。
今回のカリキュラム改革では、大学での教育を「基盤教養教育」「コアモジュール」「専門教育」の3つに分けて、それぞれの教育が目指す目的を明確にして科目を設定しました。
そして、第一に学生が大学に入学して最初に学ぶ「基盤教養教育」の改善・強化に努めました。未知の事柄を解き明かすために、どんな情報や知識をチューニングすれば、未知を既知に転換できるか、こうした総合化する力こそ教養であり、「基盤教養教育」の部分です。これが、地域に密着した地域貢献型大学のグローバル人材を輩出する土台になると考えます。
また、コアモジュールの授業により学部共通の学びの質を保障し、本学の魅力の一つであるCSL(Community Service Learning)を強化・発展したPBL(Problem Based Learning)を実施していきます。
さらに、専門教育に主専攻/副専攻制度を採り入れます。一般に専門教育では自分の所属する学科の学びを主専攻とし、高い専門性を身につけるために専門の授業科目を履修していくことになりますが、希望すれば主専攻以外の学科の科目(パッケージ)を選択して学ぶことができるようになります。詳しくは、主専攻/副専攻制度のページ(ここをクリック)を参照してください。
鎮西学院大学では、「知の総合力を武器に、地域に根ざし、世界へ飛び立つ」人材を育成していきます。