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社会福祉学科

教員紹介 松山 郁夫 先生

  • 2024.06.21
  • 社会福祉学科

 社会福祉学科には「どんな先生がいて、どんな研究をしているのか」興味や関心を持ってもらえるように教員紹介を行います。今回は松山先生です。

 

Q1.自己紹介をお願いします。

 皆様こんにちは!令和6年度4月から、本学の社会福祉学科で特別支援教育の教員をしている松山郁夫といいます。今は前期高齢者ですが、若いときは福岡市の障害児療育センター情緒自閉部門で乳幼児の親子通園や個別療育を担当していました。平成になってからは福岡県福津市で社会福祉法人を立ち上げて障害者支援施設の設立運営にかかわる仕事と主任指導員をしていました。

Q2. 先生の研究テーマである「発達障害児者への教育や福祉における効果的な支援のあり方」について教えてください。

 発達障害があると本人自体が生きにくさを感じ、その家族や周囲もその人のことを理解できないことで不安な気持ちで、生活をしていくことになります。発達障害への教育や福祉の支援の充実を図っていくことが不可欠です。そのため、当事者とその家族、学校の教員や福祉施設の支援員等の専門職が、発達障害に対してどのように捉えて支援しているのかを明らかにしながら、発達障害に対する支援システムの構築を目指した研究をしています。発達障害があっても各々がストレングス(興味・関心・得意なこと等の強み)を持っているため、ストレングス視点からの支援ができるようにすることが重要だと考えています。

Q3.担当科目「発達障害者教育総論」はどんな授業ですか?

 私は、障害心理関係の科目を担当しています。特に4年次前期に担当している科目に「発達障害者教育総論」があります。自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害、発達性協調運動症等、発達障害に対する支援方法について、効果的な方法論を基にして学ぶことができる授業です。この授業を通して、発達障害児者への教育や福祉における効果的な支援方法について身につけることができます。

Q4.高校生の皆さんにメッセージをお願いします。

 1400年以上前、聖徳太子が十七条の憲法第一条で「和をもって尊しとなす」と定めています。皆が仲良くすることが最も大切なことであるとしています。障害のある方への教育や福祉を学ぶ意義として、その本人と家族等の周囲の方々の生活を豊かにするだけでなく、和やかに過ごすことができる地域社会や国を作っていくことにもなると信じています。もしも興味がありましたら、ぜひ研究室にお越しください。