8月末からフレイザーバレー大学への交換留学生としてカナダで過ごして一週間と数日が経ちました。まだ授業が始まっておらず、正直「留学に来た」という実感はまだ湧いていません。しかし現在は学生寮に入って多くの人々と交流をしたり、様々な体験をしたりしているため、「海外に来た」という想いは非常にあります。
今回はこの1週間ほどで私が感じたことについて書かせていただければと思います。
私は8月24日の早朝から友人と先輩とともに福岡空港から成田国際空港へと向かい、そこから羽田空港やシアトルのタコマ空港を経てカナダのバンクーバー国際空港に到着し、そこからタクシーを使い、アボッツフォードという場所にあるフレイザーバレー大学に着きました。合計すると、ほぼ1日がかりの移動でした。その間に私は、今後の生活が不安になるような出来事がありました。それはカナダに到着する前、タコマ空港の税関で質問をされた時の出来事でした。税関の職員の人が聞く英語での質問が全く聞き取れず、何回も聞き直し、挙句の果てには、「私の質問にちゃんと答えて!」と怒鳴られました。そこで私はとてもショックを感じ、これから始まる英語まみれの生活で生きていけるか不安に感じました。これが私が最初に当たった、言語の違いということに関する壁だと思います。さらに学生寮に入った時には、その不安をさらに大きくさせるような出来事が起こりました。それは寮に着いた日の夜、寮に初めて入った人たちと火を囲んでコミュニケーションをとるというイベントでのことでした。そこには他大学から来た日本人学生も数名おり、私は少し安心していました。しかしいざ話が始まると、その日本人学生の方々は私と比べ物にならないくらい英語を流暢に話しており、とても劣等感を感じ、不安もさらに大きいものになりました。
このように不安だらけで始まった生活ですが一週間ほどが経ち、今ではマイナスな気持ちばかりではありません。この期間で多くの人々と出会い、たくさん話をし、様々な場所に行きました。その中でも他の人と話すときは、相手が話す英語がほとんど聞き取れず聞き返すことや自分の言ったことが上手く伝わらず何回も言い直すことがほとんどですが、なんとかコミュニケーションがとれていて、ほんの少しですが英語力が上がったような気がします。
これからは授業が始まり、さらに辛いと思ったり難しく感じたりすることがあると思いますが、授業の内容などをなるだけ多くのことを理解することができるように一生懸命聞き、それに加えて自分の考えを伝えられるように励んでいきたいです。