島原半島の名物、6月の〈新じゃが〉。現在は収穫シーズン真っただ中です。
本日はその現場である雲仙普賢岳の山麓を訪ねました。
今回のお目当ては、いも掘り&食べ比べ体験会。
以前の記事でも紹介した(一社)雲仙観光局「雲仙大学」の活動です。
新じゃが体験
雲仙市の小浜 (おばま) 地区から車で10分ほど走った山あい。標高 300 mの高さにミヤタファームさんの畑はあります。
ミヤタファームを経営されているのは、宮田 和晃 (かずあき) さん・佐久美 (さくみ) さんのご夫婦です。体験会に備えて、いろいろな準備をしてくださいました。
この日、雲仙普賢岳の山麓に集まったのは約20人。雲仙〈じゃがいも〉のブランド向上に熱意を燃やす仲間たちです。
本学からは経済政策学科の藤崎亮一先生と吉田耕平先生、そして学生一名が参加しました。
最初はまず、 畝 (うね) の中に 鍬 (くわ) を入れていきます。ほどよい高さに鍬を入れると、土の中から次々と白い物体が。今回のお目当て、〈新じゃが〉の登場です。
しかし、これがなかなかの重労働。そこで出てくるのが、掘り起こし用の機械。これを使うと、どんどん〈じゃがいも〉が出てきます。一同、感嘆の声。文明ってすごい(!)
新じゃが体験
新じゃが体験
掘り起こされたじゃがいもを、どんどん拾い集めます。そんなくらいは20人もいればあっという間…かと思われましたが、そうでもありません。ひとつの畝だけで数百個のじゃがいもが出てくるので、限りなくたくさん拾い集めて行く必要があります。
そこで出てきたのが、こんどは、掘り返しながら拾い集めてくれる機械です。これを見て「最初からそれを使おうよ」という声も(!)。でも、最初から最新の機械を頼っていては体験会になりませんから・・・ということで一同、納得しました。
全国トップレベルのじゃがいも収穫量を誇る長崎県。そして市町村別でみるとたびたび全国一位に輝くのが雲仙市です。ミヤタファームさんのような生産者の皆さんがそれを支えています。
北海道では収穫のない、6月。ところが今まさにその時期に雲仙のじゃがいもは全国各地へ送られているのです。今晩あなたの食卓に並ぶのも、こうして畑から獲れたばかりの新鮮な 〈新じゃが〉ではありませんか・・・!?
後編の記事では、体験会のハイライトである食べ比べの様子を見ていきます。
新じゃが体験
新じゃが体験
(後編に続く)
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