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経済政策学科

【地域連携】こんなに違う? 個性きわだつ〈新じゃが〉食べ比べ in雲仙〔2/2〕

  • 2023.07.8
  • 経済政策学科

 全国でも珍しく、6月と11月に収穫される雲仙産〈新じゃが〉。

 前半の記事では、いも掘り体験の様子をお伝えしました。

 しかし、雲仙じゃがいもの魅力はそれだけではありません。

 ここには様々な “ご当地” 品種 があります。

 それらを食べ比べるのがこの体験会のハイライトでした。

新じゃが体験

 煮物やカレー、サラダ料理・・・。様々な料理に欠かせない〈じゃがいも〉。

 いったい、どのくらいの種類があるのでしょうか。じつは、かなりたくさんあります。

 それらをみんなで順に味わってみましょう! という話が出たのは数か月前。

 今回は、長崎県で開発された7つの品種を体験することになりました。

 それぞれ、じゃがいもであることには変わりありません。そんなに味が違うのかな? と思った人も多いはず。

 あらかじめ茹 (ゆ) でておいた新じゃが。各自、手に取っていきます。たしかに色は違ってみえます。そして気になる味の方は・・・

新じゃが体験

 

新じゃが体験

 皆さん、口に入れてみると色々な反応。

 「おぉ、しっとりしている」

 「なんだかきめこまかい。すごく繊細な味」

 「こちらは、じゃがいもっていう味がする!」

 「こんなに違うもんなの!?知らなかった」

 ずいぶん触感や食べ応えが違っているんですね。

 今日、みんなで収穫したのは「ニシユタカ」という品種でした。ミヤタファームさんでは最も多く収穫する種類だそうです。

 実際に食べてみると、とても食べやすい、あっさりとした食感。〈新じゃが〉の新鮮さもあって、とてもおいしく感じます。

 驚きの声が多かったのは「アイユタカ」種。きめが細かく、ポテトサラダなどにすると美味しい品種だといいます。

 このなかで最も長い歴史を誇るのは「デジマ」種でした。食べごたえがあり、主婦からの人気が根強いそうです。

 このように、食べ比べを行いながら感想を出し合いました。

 ひとつひとつの味わいは独特。それぞれに合った調理法もあるんだ――。こんな体験ができることって、なかなかありませんよね。

 このことは一般の消費者にも当てはまるでしょう。だとすれば、このような体験をしてもらうだけでも様々な反響があるはずです。

 それでは、どうすれば全国の皆さんにこのような体験をしてもらえるのか!? このメンバーで取り組んでいく課題です。

新じゃが体験

新じゃが体験

 今回の体験会は(一社)雲仙観光局による「雲仙大学」の一環でした。1月から6月までの間をひとつのクールとして、農産物のブランド向上に取り組んでいます。

 鎮西学院大学は2023年の冒頭、(一社)雲仙観光局と包括連携協定を結びました。 全国の人々に “UNZEN” ブランドのじゃがいもを知ってもらい、愛好してもらえるように微力ながら尽力していきます。

 今回ご参加の皆さん、おつかれさまでした。そして体験会を開催していただいたミヤタファームさんと(一社)雲仙観光局の皆さま、たいへんありがとうございました。

(了)