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【交換留学レポート】DAIKIのタイ王国 留学日記①

  • 2023.10.12
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2023年9月2日から始まった約7ヶ月間のタイ王国での留学について、私自身が体験したことや感じたこと、学んだことについてできる限り全てのことを記録しようと思います。

この国へきて約1ヶ月が過ぎました。自分に少し余裕が出てきたこの時点から記録を残すことに取り組んでみます。まずは1ヶ月を振り返るところから始めましょう。初日の9月2日、私は今でもあの日、あの瞬間を鮮明に覚えています。これまで何をしていても感じなかった不安が、飛行機に乗った時始めて襲ってきました。まるで飛行機に「あなたは今から日本を離れる」と現実を突きつけられた感じです。そう感じた理由はいろいろあります。飛行機の中は外国人だらけで日本人はほとんど見当たらず、離陸と同時に見えなくなる日本の姿、タイ語で流れる機内アナウンス。全てが組み合わさって大きな不安がやってきたのです。

しかし、私は変にポジティブというか前向きな部分があるので、離陸して少し経つと、もうその不安はワクワクへと変化していました。約6時間のフライトを経て着いたのはバンコクにあるスワンナプーム国際空港です。とても綺麗で大きな空港でした。そこから飛行機を乗り換えて約1時間、ようやく目的地であるコンケーン県に到着しました。それから迎えにきてくれていた先生方に連れられて初めての夜ご飯を食べました。そう、まさに写真で見たことのある風景です!!お店に窓はありません、言葉で表現しにくいですが、イメージは屋台に屋根があると思ってください。始めて食べたのはタイ語で「カオパッ」と呼ばれるチャーハンです。とても美味しかったのを覚えています。

                             

その後、私がこれから7か月住むことになるアパートメントに到着し荷物を下ろして、部屋に向かいました。ここから本当にタイでの生活がスタートです。まず、この瞬間に最初の軽いカルチャーショックを受けます。家の中はアリがたくさん、トカゲもいます、シャワーはお湯が出ません。最初は「マジか!」とショックを受けたのですが、でもこれが意外と私はいけるタイプだったのです。しかし、その後初めて見るサイズのゴキブリに遭遇します。これには流石に拒絶反応が起きました。そんなこんなで、色々な体験をしながら最初の一週間を過ごしました。

ここからは、私が学んだこと、肌で感じたことを「できる限りの言葉に変えて」伝えていきたいと思います。「できる限りの言葉に変えて」、この表現に少し違和感を覚える人がいるかもしれません。しかし、私はこの表現がベストだと考えています。私はまだ留学をして1ヶ月しか経ちませんが、私が経験したこと、実際に目で見て、耳で聞いて、触れて感じたことは言葉にして表現することが難しいものばかりなのです。留学ってそんな経験なのです。少し話がそれましたが、私の最初の一週間についてお話しします。まず私が驚いたことが、タイの人々の優しさと日本に対するリスペクト心です。私は、タイ人と日本人の「優しさ」には違いがあるのではないかと感じています。うまく言葉で表現できているか分かりませんが、タイ人の優しさは「純粋な優しさ」、日本人の優しさは「してあげている優しさ」みたいな感じでしょうか。タイ人と接していると私たち人間が本来忘れてはいけない根からの純粋な優しさに触れているような気分になるのです。 

②へつづく・・・

外国語学科3年 牧野大輝