みなさん、いよいよ新学期ですね。
新しいゼミ、これから一年の目標は決まったでしょうか?
重視するのは、勉強? 研究? 体験? 実践? それともアルバイト? 遊び? はたまた恋愛?
ゼミ選びの基準は色々あると思います。
ここでは、フィールドワークをおこなう3年ゼミについて紹介します(吉田先生担当)。
まずは、夏休み(9月1日)の島原半島エクスカーションについて。この日は雲仙岳災害記念館「がまだすドーム」を訪ねました。
写真1:平成大噴火シアターに映る溶岩ドーム(イメージ)
がまだすドームの展示で最も目を引くのは「平成大噴火シアター」。ここでは最初に島原の成り立ちを学びます。島原半島の豊かな産業と文化は、雲仙火山によって生み出されたのです(写真2)。
その一方で、たびたびの噴火は文明社会に大きな影響を与えました。1990年11月17日に始まった平成の噴火活動もその一つです。とくに、大勢の死者を出した1991年6月3日の火砕流は大きな教訓を残しています(写真2)。
館内には、ゲームを通じて学ぶコーナーもたくさん。学生たちはずいぶん熱中して遊びました(写真3)。
写真2:島原半島の成り立ち(平成大噴火シアター)
写真3:1991年6月3日の大火砕流に関するパネル展示
写真4:ゲームを通じて教訓を学ぶ
学習のあとは、おいしい食事を取ってからゼミ討論の時間です。それぞれが考えてきた卒業研究のテーマをお互いに発表し、後期の活動に向けて弾みをつけました。
ツアーの終わりは、「大野木場小学校」の遺構を訪問。ここは、1991年9月15日に火砕流の熱風が襲い掛かった場所です。火砕流の直前まで、小学生が通っていたといいます。助かった命の重みを感じる場所でした。
写真5:研究発表と討論
写真6:大野木場小学校の遺構を見学
後半の記事では、春休み(3月15日)のエクスカーションを紹介します。いよいよ、噴火を起こした普賢岳のふもとを訪ねます。
後半の記事:
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