外国語学科・南川啓一教授と佐世保商業高校との高大連携事業、SDGs=“持続可能な開発目標”の取り組みの一環で行った「麦わらストロープロジェクト」がNIBで紹介されました。麦わらストロー・プロジェクトとは…?
数年前、ウミガメの鼻に刺さったストローを抜き取るショッキングな映像が世界中に配信され、大手コーヒーショップの中にはストローを紙に替えるところも出てきた。でも、世界中で紙のストローを使えば、今度は森林破壊が起きてしまう。では、何を使えば・・・?そう、「ストロー」って元々「麦わら」のこと。実際に麦わらでストローを作ってみた。それでジュースを飲んでみると何の違和感もない。使い終わったストローを焼却してもCO2の増加にはならない。理想的なストロー。どうすれば皆に使ってもらえる?学生たちは考えました・・・小学校や中学校、高校で作って、自宅や地元のお店にタダで提供すれば・・・子供たち自身が環境保護の担い手になれる・・・これこそが本当のSDGs。
先日、佐世保商業の生徒さんたちが興味を持ってくれたのでお手伝いに行ってきました。実際に作ってみましたが、みんな感動!簡単に作れる!彼らは自分たちの新しいアイデアを加えて、更に地元の小学校や中学校に広げたいと張り切っています。海のプラスチック汚染を防ぎ、森林破壊を防ぐ小さな一歩。でも私たち自身の大きな一歩。
外国語学科・学科長 南川啓一