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【ゲスト講師】音楽の地域クラブの運営をテーマにした講義が行われました。

  • 2024.06.6
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多文化コミュニケーション学科の専門科目「特別講義Ⅳ A(文化・スポーツ事業論)」では、文化・スポーツ事業に関して、文化経済学、文化・スポーツ行政、クラブチーム、公営競技事業、生涯学習等の立場から、現在において多様な形態で実施されている諸事業を取り上げ、その内容、運営主体、経営戦略や諸課題について、具体例をもとにした講義が展開されています。

本日(6月5日)は森英明先生(大村市立旭が丘小学校教諭、本学ジャズアンサンブル部外部指導者)にご登壇いただき、「生涯学習と文化事業(音楽の地域クラブを中心に)」と題した講義が行われました。森先生は約20年にわたり、長崎市内、諫早市内の小学生金管バンド・吹奏楽部の指導者として、また吹奏楽連盟の理事として吹奏楽に携わってこられ、ジャズのビッグバンドスタイルで、何度も九州大会、全国大会に導かれ、指導に定評があります。

講義では自己紹介から始まり、音楽指導に携わられるようになった経緯や指導された様々なこれまでの取り組み、また、当時活水中・高の音楽監督として活躍され現在は大村市教育委員会の音楽指導官を務める藤重佳久先生との活動について詳しくご説明され、地域における音楽クラブの現状や今後の課題について学生たちとともに考える機会を持つことができました。

講義の最後には若い学生たちに対して、「成功体験」よりも「失敗体験」が人を成長させること、人生には無駄なものは一つもないこと、そして、「生涯現役」で音楽指導を続けたいとの力強いお言葉もいただきました。ジャズアンサンブル部の部員たちは、普段の音楽指導を受けている先生の姿とは違う一面を見ることとなったでしょう。

8月、ジャズアンサンブル部はビッグバンドの全国大会出場が決定しており、森先生の指導にも熱が入っておられます。

森先生、本日はありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。

 

【受講した学生たちの感想をご紹介します。】

〇(部活動の)地域移行について昔考えた時、難しいことでまだできないだろうな、とか、何からすればいいだろうかと深く考えていました。今回の話を聞いてまずは近くにある小さなことから進めていけばいいんだということに気がつきました。指導者が必要なら子どもの親から経験者の人を探してみたりと意外にも身近なことはたくさんあることを知れました。将来のためにも何かひとつ自分の中で得意なものを見つけ、活かしていけたらいいなとも思いました。

 

〇今回は、いつもお世話になっている森先生の話を聞くことが出来ました。森先生は、大変好きな音楽を通して人と繋がり素晴らしい指導をされている先生です。私も、バイトで塾の講師をしたり空手の指導者でもあるので同じように指導をする立場として色々と考えさせられました。そこで、大切にしたいと思った事は初めに思った事はやり遂げる事なのかなと思いました。

 

〇プロフェッショナルでなくても、できることがある!という言葉にとても勇気づけられました。アマチュアでも自分ができることを見つけて行動に移すことが大切だと感じました。むりやり押し付けられてやる仕事は苦に感じて、やりたくないと思ってしまいますが、自分がやりたい、好きですることはなんでもプラスになると思いました。大村キッズブラスというバンドはたくさんの指導者の方がいるということで、地域との繋がりがあって成り立っているなと思いました。地域にバックアップされるバンドになるためには、地道に活動を続けていくことが大事なんだなと思います。そして、無駄なことはひとつもなくて、挑戦して失敗したこともまた成長につながるんだと学ばせてもらいました。

 

〇今回の授業を通して、地域活性化の為に自分が趣味としていることや好きなことを何かのイベントやクラブにして、地域活性化だけでなく地域の方の他者のための技術向上のためにもしていて、とても素敵なことだなと思いました。イベントをするにあたって多くの努力と人が必要で、それを集めるには多くの時間や集める人の人柄がとても大切になってくるんだなと思いました。イベントクラブを成功させるには、人として当たり前の行動ができるというのは基盤で、より凝った計画と将来が見えるような目的など明確な何かが必要で、それがあるからこそ、人に信頼やワクワク感を与え、人に愛される応援されるようになるんだなと感じました。また一気に飛んだことをするのではなく小さなことをコツコツとゆっくりしていくことも大事で、相手の立場になって考えることができるこそ、人が寄ってきて大きな団体になるんだなと思いました。

 

担当:加藤久雄、登り山和希(多文化コミュニケーション学科)