鎮西学院大学キャリア支援センターでは、毎年卒業生の就職先ご担当者様よりご意見を聴取しております。その概要について、ご報告させていただきます。
1 調査名
卒業生の就職先からの意見聴取
2 調査対象
鎮西学院大学の卒業生が就業している3つの企業・事業所(観光業、空港、公的団体)
3 調査期間
2023年
8月25日、9月4日、9月7日
4 調査担当
キャリア支援センター長 登り山 和希(外国語学科准教授)
5 ご意見聴取の結果
■就業をしている本学卒業生の印象について
・地域づくりの経験があるためか、イベントなどでも積極的に仕事に取り組んでいる。安心して仕事を任せられ、現場でも違和感なく溶け込んでくれる。
・実直で地道に努力を重ねていくタイプの人物。事業所内でも明るいムードメーカーである。人に役に立ちたいという真摯な姿勢をもっており、サービス業に向いている。
・一生懸命の様子が回りで見ている私たちにも伝わっており、非常に印象が良い。
・学生時代に数多くのアルバイト経験があると聞いており、業務遂行の上でも役立っている。
・学生時代から地域づくりのボランティアなどをしてきたことから、当該の職業に対する理解や行動が伴っており、一緒に仕事がしやすい。
・学生がインターンシップを通して企業理解をし、お互いの信頼関係ができているので、真摯に向き合うことができる。
■今後、本学の学生に期待する点
・授業だけでなく、イベントやボランティア等に積極的に参加してほしい。
・資格の取得(ICTスキル、簿記など)や自己分析をおこなってきてほしい。
・グループでプロジェクトをおこなった経験をしてきてほしい。
・人と人とのリアルなコミュニケーションの経験をしっかりしてきてほしい。
・イベントの補助や地域活性化への活動を積極的に学生時代により多く経験してほしい。連携協定をいかしながら今後も大学様へ案内できるようにしたい。
・資格の取得(語学、ICTスキル、簿記など)を推進してほしい。
・学生にしかできない様々な経験と多くの人とのコミュニケーションをとって、幅広い人間形成をおこなってほしい。
・学生にイベント補助やインターンシップなどの機会を増やしてほしい。
・学生にネット上だけでなく、リアルでのコミュニケーション力を高める機会を増やしてほしい。
・就業体験のインターンシップや起業と学生との談話会などの機会を充実させてほしい。
・(卒業生の中で)業務の中で、企画力や発信力が秀でていると感じる場面がある。実践的な教育を引き続き行ってもらいたい。
・自己分析を通して興味を持った業種に対応したインターンシップの機会を充実させてほしい。
・語学力をより高めていって欲しい。
・大学と社会との連携を大切にし、大学は地域の産業に寄り添って伴走してほしい。
・仕事における様々な場面に対応できる、対話力、柔軟性を高めてほしい。
・大学の地域に関わる科目、イベント補助やインターンシップなどのこれまで以上に充実をさせてほしい。
・今般開催していただいた企業見学会を継続して行い、強い関心を持つ学生に来てもらいたい。
・以前行われていた就業体験のインターンシップや企業と学生との談話会などの機会を今後もすすめてほしい。
■まとめ
全体を通して、他大学卒業生に比べて真面目な印象がある旨お話を頂いた。商工会議所に就職した卒業生は、地域活性化のイベントへの参画や就業に向けたインターンシップ経験などが現在の業務に活かされていることを担当者様が強調されており、在学生にもこの声を伝えていきたいと考えている。また、大学としては、地域・産学連携を強化し、独自のインターンシップや地域活性化イベントに参画させるような機会を充実させていきたい。また、学修成果の可視化については、企業の採用活動時に活用できるように今後より一層工夫していく必要がある。
今後とも、卒業生の就職先等から頂くご意見等を拾い上げながら、学生のキャリア教育に役立てていきたいと考えている。
ご協力いただきました、長崎空港ビルディング株式会社様、原城温泉真砂様、大村商工会議所様、ありがとうございました。