卒業生の就活体験記を3回シリーズでお届けします。
2回目は外国語学科(現 多文化コミュニケーション学科)卒業の有川加純さんのインタビューです。
ー鎮西学院大学に入学した理由についてお聞かせくださいー
入学当初は公務員志望で地域経済やボランティアなどについて学びたかったため、経済政策学科へ入学しました。
しかし、中国人留学生と交流する機会が多く、他の地域の文化や見識をもっと学びたいとの思いが強まったことから外国語学科(多文化コミュニケーション学科)へ転科しました。
入学当初、これほどまでに中国語と中国文化にのめり込むとは考えてもおらず、自分自身も4年間中国語を熱心に取り組み、学んだことに驚いています。
ー4年間を振り返り、頑張ったこと、打ち込んだこと、大学で学んだこと、思い出や印象に残っていることなどを詳しくお聞かせくださいー
コロナにより手探りの状態で始まった大学生活は授業も留学もオンラインで実施となるなど特殊な環境でした。
しかし、コロナ禍だからこそ、オンライン留学だからこそ出会えた方たちもいました。 その時に出会った友人2人とは今も交流が続いており、その2人がいなければ大学で中国語の勉強を続けていませんでしたし、就職活動も楽しむことはできませんでした。
振り返ればたくさんの人に支えてもらってると感じることができた4年間であり、出会った人全員に感謝したいです。
また、私はグローバル人材育成プログラムや諫早駅ステーションフェスティバル開催事業実行委員会、ぶっく倶楽部やコーラス部の部長副部長も経験しました。とても楽しく充実した4年間だったと感じます。
ー就職先について教えてください ー
石川県にある(株)プリスリゾート 百楽荘でホテル接客業務をしています。
私は、接客など人と関わる仕事に就きたいと思い、就職活動を始めました。その中でも一団体一家族など役割を担い、ゆっくり丁寧に責任をもって対応できる接客業が向いていると感じたため、旅館に焦点を絞りました。
また、接客のほか、企画運営に携われること、中国語の勉強など自身のステップアップも図りたいという私の希望を叶えてくれる、かつ企業理念に惹かれたところが百楽荘でした。
実際に百楽荘の従業員の方にお会いし、一目惚れに近い状態で「ここしかない!」と感じたため、エントリーシートを提出する際は他の企業に辞退の連絡を入れました。百楽荘はチームワークを大切にしながらも常に自分で考え、行動できる社員を求められています。そのため、理想の社員に近づけるよう学び、吸収し、能力的にも人としても成長していきたいです。
当初は能登で1年間接客を学んだ後、企画運営の部署に配属予定でしたが、1月1日に配属先が被災したため、最初の業務は能登店舗と周辺地域の復興活動になります。 これからどうなっていくのかはわかりませんが、目の前の人を大切にし、鎮西学院で学んだことを活かせるように頑張ります。
ー最後に、後輩たちへエールをお願いしますー
欲張りになってどんどん好きなこと、やりたいこと、挑戦してみたいことを口に出してみてください。
口に出すと意外なところからチャンスが訪れるかもしれません。
自分の願いが全て叶うとは限りませんが、どんな環境でも学べることはあり、得られるものがあります。
叶わなかったら諦めるのも良し、再度挑戦するのも良し、それができるのが学生です。
ほどほどに遊びながら頑張ってください。応援しています。