日本語教師養成課程の授業の一つに、「日本語教授法」という授業があります。
先日、ゲスト講師として、諫早市役所にお勤めの大浦美香さんをお招きしました!
JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊で日本語教師としてブラジルに2年間派遣され、その後、中学校の図書館司書を経て、現在は地方公務員(諫早市役所)をされていらっしゃいます。日本語教師の多様なキャリアパスの一つをご紹介いただけないかと思い、今回お話をお願いしました。
生い立ちから大学での学び、そして、日本語教師としてブラジルで経験された様々なエピソードなどについて、実際の写真を見せていただきながら、お話をうかがいました。学生たちは大浦さんの話に熱心に耳を傾けていました。
ブラジルの日系人の子どもたちが笑顔でピースしている写真を「私の宝物です」と大浦さんが言われていたのがとても印象的でした。
「新しい提案をする前に、背景を理解する」ことを大切にされているという話に、他者を理解しようとする大浦さんのチカラや優しさを感じました。
「好き✕得意✕経験=個性 →『自分らしさ』を活かそう」という最後のメッセージも心に響きました。
学生たちからは、「すごい!」「時間が足りない!」「もっと話を聞きたい!」などという声があがっていました。
今回の講話を通して、日本語教師についてだけでなく、ブラジルの日系人社会について、そして、自分の「好き」や「得意」を大切にすること(もちろん、努力も必要)についてなど、たくさんのことを学ばせていただきました。
よい時間をありがとうございました!
多文化コミュニケーション学科