9月1日にカナダに来てから、1か月が経ちました。私はカナダのアボッツフォード(アメリカとの国境付近)にあるフレイザーバレー大学に留学しています。留学先のカナダは9月とはいえ肌寒く、長袖を着て過ごしています。雨の日は一段と寒くなるので、体温調節の難しさも感じます。
しかし、現地の方はとても親切な方が多くあたたかい街だと感じています。例えばバスから降りる際、乗客の方は運転手の方に“Thank you.”とお礼の声をかけたり、どのバスに乗ればよいか分からずバスの運転手の方に聞いたときは丁寧に教えてくださったりと現地の方の優しさに沢山触れることがありました。
カナダに来る前から多様な国だとは聞いていたのですが、私の想像以上でした。アジア、インドなどたくさんの国の方が同じ町に暮らしていて、様々な文化が入り混じっています。私の町から少し離れると、中国の方が多く住んでいる町やインドの方が多く暮らしている町、また街を見渡すと英語だけでなくヒンディー語や中国語など、多くの言語で溢れています。私はルームシェアをしているのですが、ルームメイトはメキシコ人、インド人、ベトナム人と、私の家だけでもいかにカナダが多様な国かが分かると思います。
私の通う大学はとても広く自然豊かな場所にあり、天気のいい日は芝生の上でランチをすることもしばしばあります。大学では英語を専攻していて、授業では文法、詩、ドラマを扱った授業、効果的な英語学習方法なども学んでいます。
1か月間授業受けた感想は、授業内容や彼らが話していることを理解するのにとにかく必死。そのため、授業中や授業後に周りの子や教授に質問をして、分からなかったとこを分からないままにしないようにしています。
またカナダだからか、日本人がいない授業でも日本人だから浮くということもなく、マイノリティーという立場で苦しむこともありません。しかし、私の英語力の不安から授業に現地の人しかいないと心が折れそうなときもあります。そんなときには、分からないことがあれば助けてくれるクラスメイトやかみ砕いて理解しやすいように説明してくれる友達に助けられているので、逆にもっとうまく話せるようになりたいと思うモチベーションになっています。そのため、留学生活は授業の課題提出、授業の予習などが大半を占めています。
しかし、週末や授業がない日にはルームメイトとピザ片手に映画鑑賞をしたり、バンクーバーに行ったりスケートをしたりと、充実した気分転換をしています。
たった1か月ですが、日々新しい経験で勉強することばかりです。次の1か月は、春学期に専門授業を受講できることを目標に、英語力を伸ばすことに集中していきたいと思います。
※インド人の友達にGurudwara というシーク教徒のお寺に連れていってもらったときの写真です。宗教・人種関係なく、無料の食事をいただけます。お寺の中は神秘的でした。