NEWS

国際交流関係

【交換留学マンスリーレポート】CAS:College of Asian Scholars วิทยาลัยบัณฑิตเอเซีย

  • 2023.12.14
  • 国際交流関係

私の留学生活も3ヶ月が過ぎようとしています。本当に早いもので、少しずつ留学生活に終わりが見えてくるようで寂しく感じているところです。少し気温も涼しくなり過ごしやすくなってきた11月のタイですが、今月も本当に多くの出会いや経験をすることができました。一つ皆様に紹介したい体験がありますので、お話しさせてください。実は学校の先生たちが休日に、先生の実家がある「ガラシン」という町へ連れて行ってくれたのです。ガラシンという場所は初めて行ったのですが、超がつくほどの田舎でした。本当に何もなくて、あるのは大きな湖と自然に囲まれたお寺、そして家とちょっとした商店です。町の中は犬と猫、そして鶏が歩き回っている、そんな町なのですよ。ガラシンについてからは先生の実家にお邪魔して、家族の皆さんと食事をしました。みんなで食べるご飯は、本当に本当に美味しくて、少し自分の家族が恋しくなったのを覚えています。

   

ガラシンに住む人々はとても優しくて心の温かい人たちでした。なんと言葉にしたら良いのかわからない、そんな「底無しの優しさ」に触れる体験を私はしたと感じています。気がつくと胸が熱くなって泣きそうになっている自分がいて、こんなにも人の心は温かいのかと感動させられたのですよね。それはそれは幸せな時間を過ごすことができました。

最近ではタイ語も少しずつ話せるようになってきて、タイ人と会話する機会も以前と比べて格段に増えたように思います。言語ができるようになってくると、留学生活が一気に楽しくなってくるわけで、見える世界も変わっていくのですよね。こうやって心の底から留学が楽しいと言えるまでに私は3ヶ月という時間がかかりました。何事もそうですが「楽しい」と感じられる瞬間に出会うためにはやっぱり、長い時間をかけて努力をしなければいけないのですよね。この3ヶ月間は決して楽なものではありませんでしたが、私のこれからの人生にとても必要な時間だったと今では感じています。

  

タイ人は本当に日本が好きで、特に「雪」を日本に行って見てみたいといつも話してくれます。タイには季節が3つあるのですが、「暑い」「とても暑い」「暑すぎる」という独特なパターンなのです。要は季節が夏しかありませんから、雪など降らないわけです。日本でクリスマスといえば、雪が降るなかクリスマスツリーがキラキラと輝いているホワイトクリスマスの印象がありますが、タイは違います。暑いのにクリスマスがやってくるだなんて、日本人の僕からしたらちょっと信じられない話なのですよね。タイ人曰く、仏教徒が9割ですから、キリスト教の行事であるクリスマスにはそこまで力を入れないとのことでした。しかしタイ人はイベントやお祭りが大好きですから、私からするとなんやかんや張り切っているように見えるのですよね。何事にも全力で、楽しい生き方を探す。そんなタイ人が私は大好きです。クリスマスが終わると次はお正月がやってきますね。日本でお正月を過ごせないことは少し残念ですが、タイでのお正月を存分に楽しみたいと考えています。

そんなこんなで留学生活も5ヶ月目がスタートします。どんな1ヶ月が待っているのかとても楽しみですが、何事にも挑戦する心を忘れず、全力で壁にぶちあたりながら、日々成長していけたら良いなと思っています。