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経済政策学科

【データサイエンスⅡ】スクラッチとPythonで体験! -AIプログラミングの基礎を学ぶ―

  • 2025.03.19
  • 経済政策学科

 3月13日(木)、14日(金)、17日(月)の3日間にわたり、本学ではデータサイエンスⅡの集中講義を開催しました。本講義では、第一線で活躍する外部講師を招聘し、専門的な知見や実務の最新動向について学びました。受講した学生たちは、講師の経験談や実践的なアプローチを通じて、これまでの学びをより深める貴重な機会を得ることができました。

 本ブログでは、3回に分けて講義の内容や学生の声をご紹介します(第1回目)。

 3月13日(木)、株式会社クラスタスのCTOであり、「洗濯ハカセ」とも呼ばれる神崎健輔氏(長崎県島原市)を外部講師として招き、プログラミングの基礎とAIプログラミングに関する授業を実施しました。学生たちはAIの基本的な仕組みを学んだうえで、スクラッチを用いた実習を行いました。

 

 授業では、じゃんけんゲームや人の顔を認識するAIの作成を体験しました。特に、グー・チョキ・パーの手の形を撮影し、そのデータをAIに学習させ、推論を行うプロセスを学びました。こうした実践的なアプローチにより、AIの学習と推論の仕組みを理解しやすくなりました。

 さらに、作成したじゃんけんゲームがPythonでどのようにコーディングされているかを詳しく学習しました。具体的には、Pythonにおける画像認識の基本として、TensorFlowを活用し、手の形を識別する方法を学びました。また、スクラッチではブロックを組み合わせて処理を実装しましたが、Pythonでは関数やクラスを用いて同じ処理をより柔軟に記述できることを理解しました。加えて、if文を使った勝敗判定のロジック、学習データの前処理、ニューラルネットワークを用いた推論の仕組みについても詳しく解説されました。これにより、スクラッチとPythonの違いや、プログラミング言語による実装方法の比較を通じて、より深い理解を得ることができました。

 

この授業では、学生たちが実際に手を動かしながら作業を行い、プログラムの実装やAIの学習過程を体験的に学びました。自ら試行錯誤しながら進めることで、より深い理解へとつながりました。

 今回の授業を通じて、学生たちはプログラミングの基礎だけでなく、AIの活用方法についても学ぶ貴重な機会を得ることになりました。