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経済政策学科

【留学レポート】韓国へ留学し、半年を経て~

  • 2022.08.8
  • 経済政策学科

韓国留学レポート

経済政策学科 4年

尾上 由紀子

今年2月に韓国の大邱大学へ留学に来ました。韓国へ来た当初は体感がマイナスに感じ、感覚がなくなるぐらい寒かったですが、半年たった今はセミの鳴き声が暑さをより一層感じている日が続いております。

韓国へ来て半年が経ち、私が経験してきた様々なことを話していきたいと思います。

 

~韓国へ出発~

1月中旬まで韓国へ留学することができるのか確実ではなく、本当に行くことができるのか不安と出発準備の焦り、そして2年越しの留学に行けるかもしれないウキウキ感を韓国に出発するまでの間、同時に感じながら過ごしていました。2月11日に日本を出発し、ソウルにある仁川空港に到着しました。そこから大邱大学のバスに乗り大邱大学に向かう途中、保健所に寄りPCR検査を受け、5~6時間ぐらいかけて留学生が住む隔離施設へ向かい1週間隔離生活を過ごしました。

韓国へ来た当初は、韓国語があまり分からなく全然話せない状態で韓国へ来たので、空港内や学校が始まるまでの間の必要な生活用品を買いに町へ出たときなど、自分の無能さにかなりへこみ不安が込み上げ、その時は内心きつかったです。ですが、オリエンテーションで日本語学科の韓国人学生とコミュニケーションを翻訳機を使いながらでしたが積極的に話し、オリエンテーション後には一緒に食事したことで、これからもっと交流して韓国語がもっとできるようになれば成長していけるのではないかと前向きに気持ちを切り替えることができたきっかけにもなりました。

 
                                                          

~語学堂での授業~

 学校が始まる前にレベル分けテストがあり、自分の学力にあったクラスに振り分けられます。私は1級から始め半年で2級まで進むことができました。1級では、自己紹介や生活に必要な基礎的な言語を取得することができ、2級では1級の内容を少しレベルアップして日常会話や文語と口語の区別や使い方を理解して使うことができるようになります。

 日本人だけではなく中国やモンゴル、ベトナム、モロッコなどから多くの留学生が来て、各クラス10人~13人ぐらいで韓国語だけでコミュニケーションをとり授業を受けていきます。韓国の文化や挨拶などはもちろん、他の国の文化や挨拶なども知ることができ、学びを深めることができます。

 中間テスト・期末テストはもちろんあり、中間テストと期末テスト合わせて70点以上取ることができると次の級に進級することができます。テスト勉強は大学内にあるラウンジやカフェに行き、テスト勉強に励んでいる学生が多いので自分も集中して勉強することができます。韓国にはカフェが多く、町に出て少し歩くだけで次々とカフェがあります。遊びで行くだけではなく勉強に集中するためにカフェを利用している学生が多いです。

                                                               

                                                                         ↑修了式

~友達との交流~

韓国へ留学生としてきた日本人はもちろん、オリエンテーションで仲良くなった韓国人の友達とは今でも交流を続けており、授業終わりや休日に町へ一緒に出かけたりして過ごしています。また、大邱市内だけではなく韓国の観光地で有名な慶州や釜山へ行き、伝統服の韓服を着たり韓国料理を食べたりなど韓国文化や言語を学びながら日々の生活を送っています。

韓国へ来て間もない頃は、韓国人とコミュニケーションをとるのが難しくてジェスチャーやで伝えることや私の韓国人の友達は日本語が少しできるのでそれに頼ってしまうことが多かったですが、自分の語学を伸ばすために授業で学んだ文法や単語を一生懸命使いながらコミュニケーションをとっていくうちに、相手が何を話しているのか段々と理解して聞くことができました。

                                                

                                                             ↑慶州へ行った時の写真

~さいごに~

私は大学2年生の頃に留学へ行く予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で留学に中々行くことができず、もう留学することができないのではないかと内心諦めていましたが、4年生になりコロナ渦が治まりつつある中で留学に行けることが決まり現在に至ります。

正直、就職活動が本格的に始まる中で留学に行くことは不安しかなく、韓国語の勉強に就職活動、そして卒業論文としなければならないことが多く同時にこなすことができるのか凄く悩みました。ですが、今しかできない経験をしたい、もっと自分ができる可能性を広げたい気持ちが強かったので留学に行くことを決意しました。

今、韓国に来て様々な経験をできていることは今後の自分の糧にもなり、今まで見えていなかったことが見えるようになってきて、簡単に留学できないこの状況で、韓国へ来て様々な経験をさせてくれた両親と先生達に感謝しかありません。