11/24(金)午後、十八親和銀行諫早駅前支店から土井宏紀支店長はじめ5名の皆様が来学され、「金融経済教育授業 未来の自分のために」をテーマにゲスト講義が行われました。専門科目「金融論」を受講する学生約60名が聴講しました。本講義は履修学生の金融リテラシー向上を目的に実施され、「ライフプランニング」、「金融と経済」、「金融トラブル」の3つを主な内容とし、説明役の行員様からそれぞれのお話を拝聴することができました。
学生にとって複雑なイメージがある金融分野ですが、普段の講義とは異なる内容や外部講師のお話で、理解を深めることができたようです。また、聴講学生と世代の近い若い行員様からのお話が中心だったこともあり、身近に金融に関する学びを深めることができました。
最後の質疑応答の時間でも、一人一人の質問に丁寧に回答を頂きました。中でも、ベトナム出身の留学生から偽造紙幣の見分け方についての質問があり、実物の紙幣を参照しながら細かく説明される姿が印象的でありました。
このような機会を通し、学生にとっては少し遠い存在であった銀行や投資についての理解が深まり、関心を持つ学生が増えたようです。長崎の経済を支える銀行の仕事や役割を学ぶことを通し、自ら進んで金融分野に関心を持つ学生が増えることを願っています。学生の感想文をまとめました。
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今日話を聞いて今までの授業で聞いたこともあったけど詳しくは知らない事(ライフプランニングなど)をより詳しく知れた。 お金の持ち方についての預貯金・債券・投資信託・株式のことについてそれぞれがどのような意味なのかという所とそれぞれの収益性、安全性、流動性のリスクやリターンを図でやったので分かりやすくて、4つの中でそれぞれの良いところと悪いところを知れてどれを使うか参考になった。 資産形成の日本と米国、英国との違いを見て日本はあきらかに現預金の率が多くて率が少ない他2国との差がかなりあったのは驚きました。
先日自分は骨折をしてお金が必要になりましたが、スポーツ保険に加入していたためカバーすることができました。今日の話のなかでも社会保障制度でカバーされない部分について資産を形成したり、民間保険の利用を組み合わせたりすることが大事だとあったのでしっかり考えていこうと思いました。
金融リテラシーにさらに磨きをかけて、私が幸せだと思うような人生を進むことができるように、今から学べてよかったです。銀行員の方から直接お話をしていただける機会はなかなか無いと思うため、貴重で、実りある時間にできました。 ライフプランとお金はセットになると学んだことから、お金を考えることから、未来の自分を想像していくのは、興味深いです。今後は貯金以外にも金融商品も使うことを視野に考えていかなければならないのかなと講義を聞いて考えました。
今日の講義で、金融リテラシーの大切さを学びました。また、将来的に必要となるお金の量もある程度知ることができ、とても素晴らしい時間と体験だったと感じました。 この時間で一番役に立ったと思った話は、貯める、増やすのライフプランの中の、投資信託や株式などに関する話題です。投資信託に興味を持ちました、少額から可能で、運営に長けている人達に任せることができるので、とても魅力的に感じています。老後の資金に2000万円必要だと聞いた事があるので、しっかりした計画を立て、なるべくお金で心配をしない人生にしたいです。
十八親和銀行のお話を聞いて印象に残ったことは資産やお金の利用は計画的に行うことがとても大切であるということがわかりました。また、自分はクレジットカードを持ってないので必要になった時に今日の話を思い出して計画的に使っていきたいと思いました。預金するだけでなく、株式や債券の購入などで、老後も安定的な資産を持つことの重要性も学びました。また、物の価値が上がっているインフレが起こっていることや、円安が進んでいるなど、様々な要因によって物の値段が上がっているので、より今後は計画的に貯蓄をしていこうと思いました。
私は現在日商簿記2級等の資格を持っており、お金に関する仕事につきたいと考えていました。お金に関する仕事といえば、企業の事務や事務系の公務員そして銀行などがあります。就活の事を考える上で、十八親和銀行諫早駅前支店の方のお話を聞くことができた事は、私が就職活動について考える上でとても良い経験になりました。そして、銀行という業界について更に興味を持つことが出来ました。これからの業界研究において、銀行業やその他金融・事務の業界に対する理解をもっと深めていきたいと思います。
今回の講義で将来の夢を叶えるためにはお金が必要なので、自分のライフプランはしっかりたてなければいけないということを学びました。また、今の時代はキャッシュレス化が進み、多くの人が現金ではなく、カードやスマートフォンで会計をするけど、カードでは今自分がどのくらいのお金を使っているのか分からないので使いすぎてしまうということを聞き、これからカードを持つようになったら、気をつけて計画的に使っていこうと思いました。
担当:登り山和希(外国語学科准教授)