卒業生の就職先からの意見聴取の概要について、ご報告させていただきます。
1 調査名
卒業生の就職先からの意見聴取
2 調査対象
鎮西学院大学の卒業生が就業している4つの企業・事業所(観光業、宿泊業、その他(商工業支援・複合事業)等)
3 調査期間
2022年9月15日から9月28日の期間内。
4 調査担当
キャリア支援センター センター長 加藤久雄
5 ご意見聴取の結果
■就業をしている本学卒業生の印象について
・仕事に向かう姿勢が真摯で落ち着いており、安心して仕事を任せられる。
・学生時代から実際に事業補助などのボランティアを体験しているので、仕事の現場でも違和感なく溶け込んでくれる。
・学生がインターンシップを通して企業理解をし、お互いの信頼関係ができているので、安心して仕事ができる。コミュニケーションがしっかりできる。
・実直で地道に努力を重ねていく。明るいムードメーカー。人に役に立ちたいという真摯な姿勢をもっており、サービス業に向いている。
・留学生であった当該卒業生は、仕事に対して探究心が強い。
ご意見の一例
○浮ついたところがなく、様々な場面でも落ち着いて対応できる。
○学生時代から事業補助のボランティアなどをしてきたことから、当該の職業に対する理解や行動が伴っており、一緒に仕事がしやすい。
○学生がインターンシップを通して企業理解をし、お互いの信頼関係ができているので、真摯に向き合うことができる。コミュニケーションがしっかりできるので、ミスも問題も起こらない。
○留学生であった当該卒業生は、「おもてなし」について探究心が強く、実直に積み上げていく。
■今後、本学の学生に期待する点
・授業だけでなく、イベントやボランティア等に積極的に参加してほしい。
・資格の取得(語学、ICTスキル、簿記など)や自己分析をおこなってきてほしい。
・大学生でしかできない経験をしてきてほしい。
・グループでプロジェクトをおこなった経験をしてきてほしい。
・人と人とのリアルなコミュニケーションの経験をしっかりしてきてほしい。
ご意見の一例
○イベントの補助や地域活性化への活動を積極的に学生時代に経験してほしい。その体験を通して、協働力を高めてきてほしい。
○資格の取得(語学、ICTスキル、簿記など)を推進してほしい。
○学生にしかできない様々な経験と多くの人とのコミュニケーションをとって、幅広い人間形成をおこなってほしい。
○宿泊業では、グループで仕事をするので、メンバーはお互いに気配りや目配りすることで、お客様に満足をもたらすことが大切です。ゆえに、グループでプロジェクトをおこなった経験をしてきてほしい。グループで仕事をすることが好きな人を歓迎する。
○デジタルネイティブの若い人には、人と人のリアルなコミュニケーションをもっと機会を増やしてほしい。
■今後、本学に期待すること
・学生にイベント補助やインターンシップなどの機会を増やしてほしい。
・学生にネット上だけでなく、リアルでのコミュニケーション力を高める機会を増やしてほしい。
・学生の対話力、コミュニケーション能力、柔軟性を高めてほしい。マネジメントについて学んでほしい。
・自己分析を通して興味を持った業種に対応したインターンシップの機会を充実させてほしい。
・就業体験のインターンシップや起業と学生との談話会などの機会を充実させてほしい。
ご意見の一例
○コロナ禍で大変かもしれないが、ネット上だけでなく、リアルでのコミュニケーション力を高める機会を増やしてほしい。
○大学と社会との連携を大切にし、大学は地域の産業に寄り添って伴走してほしい。
○仕事における様々な場面に対応できる、対話力、柔軟性を高めてほしい。
○大学の地域に関わる科目、イベント補助やインターンシップなどのこれまで以上に充実をさせてほしい。
○就職を意識したインターンシップを通して、学生と企業との間に信頼関係を積み上げて雇用につなげていくことを強化してほしい。
○以前行われていた就業体験のインターンシップや企業と学生との談話会などの機会を今後もすすめてほしい。
■学修成果について
・コミュニケーション能力をはじめ、具体的なスキルが身についているかどうか、成績証明書等で明示されることは望ましいが、実際にそのスキルを仕事に活かせるかどうかは別問題。
・現状は採用面接時に履歴書に基づき確認している。
■まとめ
学生時代に、地域活性化のイベントへの参画や就業に向けたインターンシップ経験などが現在の業務に生きていることからも、大学生にはリアルなコミュニケーションの強化と社会に参画する機会を増やしてほしいというご意見が多かった。大学としては、地域・産学連携を強化し、独自のインターンシップや地域活性化イベントに参画させるような機会を充実させていきたい。さらに、就業に繋がる中長期インターンシップや自己分析・自らの志向・適性にマッチする企業研究の機会を強化させていきたい。また、学修成果の可視化については、企業の採用活動時に活用できるように工夫する必要がある。
以 上
ご協力いただいた民芸モダンの宿雲仙福田屋さま、原城温泉真砂さま、雲仙みかどホテルさま、雲仙市観光局さま、ありがとうございました。
鎮西学院大学キャリア支援センター