卒業生にとって本学での専門的学習支援は充実していた
2022年度 卒業生アンケートの分析結果報告
本学を卒業された方87名を対象にアンケートを実施しました。そのデータを分析した結果、次のような点がわかりました。
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2022年度卒業生調査報告
◎本学での教育や学修に対する支援がどれくらい充実していたか質問した結果、「研究室・ゼミでの授業や活動」、「専門の授業」、「卒業論文・卒業研究」が上位4位以内だったことから専門的学修の支援は充実している。
◎大学での専攻が職業に結びついておられることが大学としては望ましいが、その割合は5割程度にとどまっており、今後の課題だ。
◎卒業後に初めて就いた仕事を今でも続けている方は6割程度しかおらず、4割近い方が初めて就いた仕事を辞めていた。
◎4割近い人が初職を辞めていたが、その理由として最も多い割合を示したのは、「新たなステップアップのため」というポジティブなものだった。また3番目に多い理由は「自分の専門と合っていなかったから」だった。これらのことから、初職を辞めた卒業生が4割近くいたという結果も、大学として悲観的にとらえるだけでなく、日本全体が転職しやすい環境になりつつあり、「終身雇用こそ成功」という考え方はすでに過去のものだ。そうであるならば、大学では内定獲得に向けた支援だけでなく、「卒業後は生涯にわたっていかにキャリアUPさせていくのか」について学生に伝えるかも、検討が必要かもしれない。
◎初職を継続している卒業生との割合と一致していないが、これまでに勤務した企業は「1社のみ」が約2割で「2社」が最も多く3割以上いた。「3社」はその半分の17%で「4社」も11%もおり、「5社」はさらに多い15%も占めていた。この結果は予想していたよりもはるかに多く、日本での就職は転職ありきととらえる必要性を強く感じる結果だった。