カナダに到着し、10日ほどが経ちました。はじめは不安でいっぱいでしたが、24日に寮のスタッフの方や、ほかの留学生が暖かく迎え入れてくださり気持ちの良いスタートを切ることができました。気温は日本より10度ほど低く過ごしやすいです。まだ授業は始まっておらず、オリエンテーションにしか参加していませんがUFVにはたくさんのイベントがあり、ハイキングへ行ったり、他の留学生と料理を作ったりなど日本では体験することのできない経験をすることができています。
私の留学の目的は、第一に語学力の向上でした。しかし、10日ほど過ごしてみて率直な感想はついていくのに必死で毎日劣等感を抱きながら生活しています。自分が思っているよりも現地の英語はスピードが速く何度も聞き返してしまっています。そしてスピーキングにおいても自分の思っていることを即座に英語に変換できず、できたとしても発音によって意味が伝わらないということが多いです。しかし、私の周りの留学生は優しい人が多く、一生懸命に聞き取ろうとしてくれる人や、中には勉強を手伝ってくれる人もいます。みんなが手伝ってくれている分自分の語学力を向上させて恩返しをしたいと何度も思います。
また、UFVにおける寮では様々な国から留学生が集まっています。出身がカナダだけでなく、インドやメキシコ、フランスなど多様であり、それぞれで文化が違います。しかし現在は会話についていくのに必死で深い文化の話を聞くことができていません。このようなぜいたくな環境の中で多文化について理解を深めたいと強く思っています。したがって一刻も早く語学力を向上させ、一つでも多く知識の収穫を増やしていきたいです。
そして、カナダに来てみて日本という国のすばらしさに何度も気付かされました。まず、外を走っている車のうち大半が日本車です。そして、留学生には親日家が多く、よく日本はとても好きな国だといってもらえます。カナダのお店にもたくさんの日本の製品があり、留学生に聞くと日本の製品はいいものが多いと言ってくれています。また、実際の会話の中でも日本についての話題で盛り上がることがたくさんありました。こういったことは海外に来てみなければわからなかったことだと思います。日本に住んでいながら自分の国について全然知らなかったのだなと感じました。
これから4か月という期間ですが、その中で自分の価値観、語学力などもろもろどのように変化していくのかとても楽しみです。もちろん受け身にならずに様々なことに対して主体的に取り組んでいこうと思います。