フィリピン留学が始まり1か月が経とうとしているが、振り返ってみると1か月間、毎日が刺激的でとても充実していた。今回は中でも印象深かった日の出来事を、いくつかピックアップして記していく。初日の8月3日、マニラ空港からバギオまで車で約5時間という長距離移動であったため途中で2回の休憩を挟み、サービスエリアで夕食をとった。ここで食べたものは全てが日本の味付けよりオイリーで、米の形状、食感も日本のものとは大きく異なるものであった。私は、留学初日からフィリピンの味付けが自分の口に合うかどうか、わずかに不安を抱いた。食べ慣れていない味に苦戦しつつも何とか完食し、いよいよ目的地であるバギオへ向かった。その後、2時間程かけてバギオにある私たちが暮らす家に到着。時刻は午前2時を回っていた。家に到着後は、長時間の移動で疲れていたにも関わらず新しい場所への興奮で寝るまでに時間がかかり、結局ベッドに入ったのは午前4時過ぎだった。初日は、このように移動のみであったが無事、目的地に到着することができた。
フィリピンへ来て1週間後、留学先であるバギオ大学の創立記念日ということで創立祭へ招待された。この祭典は“FAMERS”(Faculty, Alumni association, Manager, Employee, Retired employee, Student)と呼ばれ、全ての大学関係者を称え、祝福するイベントと言われている。私は、日本では大学の創立記念日でここまで派手なものは見たことがないため、とても新鮮だと感じたと同時に、フィリピン人に陽気な人が多いのも関係がありそうだと思った。
この日は、会場で音楽が大音量でなっていたり、照明がまるでコンサートのように照っていたりと個人的には慣れない空間で長時間過ごしたためとても疲れ、帰宅後、すぐ眠りについた。
これまで、フィリピンへ来て経験した非日常体験について書いてきたが、最後は今後の意気込みについて書いていく。2週間の短期留学の3人が帰国した後、バギオ大学では新学期が始まり、交換留学生としての大学生活が幕を開けた。授業は、現地の生徒と一緒に受けるため英語のスピードが早かったり、フィリピンのジョークが理解できなかったりと様々な苦労をしている。しかし、クラスメイトが親切にサポートしてくれるおかげで何とかなっている。今後は、親切なクラスメイトに頼ってばかりでなく、自分のことは自分で行えるよう英語力を向上させていきたい。また、英語を学習するのに日本より適した場所であることを頭に入れ、留学中だからこそできることは何か考え、限られた時間を無駄にせず、有効活用していきたい。