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体験レポート

【交換留学マンスリーレポート】カナダ フレイザーバレー大学

  • 2024.11.7
  • 体験レポート

カナダに来て2か月ほどが経過しました。最近は気温が一桁台とかなり寒くなってきています。10月は新しい出会いや貴重な体験に恵まれ、とても充実した時間を過ごしました。例えば、航空学校に通っている現地の友人にセスナに乗せてもらい夜のバンクーバーの上空を飛びました。友人が操縦し、私は隣に座っていましたが真下には美しい夜景が広がっており、夢のようなひと時でした。これは日本ではなかなか味わえない特別な体験でした。さらに、インドのお祭りへ行き、色鮮やかな料理や儀式に触れ、文化の違いや宗教の多様性を身近に感じました。また、ハロウィンで仮装して現地の人と写真を撮ったりして盛り上がったりと、ほかにもたくさんのことがありました。もちろん遊ぶだけでなく授業の準備にいそしんだり、自主学習で語学力の向上に取り組んだりと時間をしっかり確保し、勉学にも励んでいます。

最近ですが、語学力に関して私は前よりも人前で英語を話すということのハードルが下がったように感じます。授業の中でも、自分の意見を言えることが増えたり、自分の作品についてのプレゼンテーションを行えたりと様々な場面で自分の成長を感じています。私はカナダに来た当初、私は昨日よりどれだけ伸びているのかにこだわり毎日焦りを感じていました。4か月弱という短い期間の中でどれだけ自分の力を伸ばせるかを目標に日々焦りながら英語に向き合っていました。しかし今ではそれがプレッシャーとなってうまく話すことができなかったり、勉強が進まなかったりしたのかなと考えます。学習において目標を持つことも大事ですが何よりも「学びを楽しむ」ということが一番大切だと私は考えます。もちろんきれいな英語で話せるに越したことはないし、それを目指すべきではありますが英語はコミュニケーションのツールであり会話をする際に文法や発音に厳しくとらわれずに、まずは伝えようとする姿勢と何より会話を楽しむことが大事であると考えが変わりました。本当に日本語で話すようなテンションで会話をすることを意識しだしてかなり自分のパーソナリティを出せているような気がします。幸いにも私の周りにはたくさんの優しい人がいて、自分のつたない英語でも一生懸命理解しようとしてくれます。例えば私が説明に困って「Forgot it」などといった際には「No! I know you can do it!」と言って自分の時間を割いてでも理解してくれようとする人がいます。自分が逆の立場だとして同じことができていたかわかりません。本当に環境に恵まれています。

このレポートを書くにあたって数えてみたところ、あっという間にカナダでの生活も残すところ1か月半となりました。正直時間の経過が速すぎてまだ帰りたくないです。帰りのチケットを予約したと友達に伝えると「まだ帰らないで」や「1年いるべきだよ」、「今度からジムに誰と行けばいいの」などといってもらえることもあり、まだカナダにいるのにすでにカナダが恋しくなっています。カナダに来て、語学力に限らずコミュニケーションや異文化理解、物事に臆せず挑戦する力など様々な力が留学前より身についていると感じています。それもこの環境と留学を後押ししてくれた周りの人のおかげです。その感謝を忘れずにこれからの残りの留学生活を後悔の無いように過ごしていきます。