8月から始まったカナダでの留学生活も残すところわずかとなりました。当初は、予定されていたおよそ4ヵ月という期間を果てしなく長いものだと思っていましたが、振り返ると、あっという間に時間が過ぎ去っていったように感じています。私は、カナダで過ごしたこの期間で本当にたくさんの人と出会い、様々な場所を訪れ、貴重な体験を重ねました。これらの経験を通じて、多くの学びと初めての気づきを得ることができました。特に実際にこの国に来てみて、出発前にテレビやSNS、先輩方の留学体験談から得ていた情報とは異なる事実を数多く知ることができた点が非常に興味深かったです。もちろんそのような情報と同じようなこともありましたが、カナダという国や留学先のフレイザーバレー大学、その他多くのことについて、事前についていたイメージと現実のギャップを強く実感し、私の物事の見方やそれに対する考え方に影響を与えたと思っています。
さて今回のレポートでは、カナダにいながら日本を感じた様々な出来事について書かせていただきたいと思います。
まずは買い物のためにスーパーマーケットに行った時のことです。カナダの様々なスーパーマーケットには、色々な陳列棚の中に、「International Corner」というものがあります。そのコーナーには、日本のお米やお菓子、アイス、袋麺など日本から輸入されたが多くあり、手軽に日本のものを買うことができます。私は初めてスーパーに行きそれらを見たときは、とても嬉しくなったことを覚えています。
他にも、大学があるアボッツフォードという町や少し離れたバンクーバーなど多くの場所でたくさんの日本食のレストランがありました。これらのレストランでは、寿司、照り焼き、天ぷらなどの代表的な日本料理を食べることができます。私も実際いくつかのレストランを訪れ、様々な日本食を堪能することができました。また現地の方々も日本食を楽しんでいる様子が見受けられ、日本人として誇らしい気持ちになりました。特にバンクーバーには、ラーメン店がいたる所にあります。日本のラーメン店と比較しても味や雰囲気に大きな差を感じることはなかったので、きっと皆さんも日本と変わらずにラーメンやその他の日本食を楽しむことができると思います。
さらにバンクーバーにはジャパンタウンが存在しており、日本食の飲食店に加え、日本のキャラクターのグッズを取り扱うギフトショップも数多く見受けられました。また、日本に関するお店だけでなく、様々なお店でワーキングホリデーやその他の理由で働いている日本人の方々を多く見かけました。このことを通じて、カナダの中でもバンクーバーは日本文化や日本人を積極的に受け入れているという印象を強く受けました。
このように私は留学中に、日本から遠く離れたカナダという国でも日本を感じるたくさんの体験をすることができました。日本人として、これほど離れた国でも日本の文化が広く受け入られ、多くの人々がそれを楽しんでいることに非常に喜ばしい気持ちを抱きました。また、改めて自分が日本人であることを誇りに思うことができました。みなさんもカナダへ留学に行った際は、カナダの文化を楽しむことはもちろんのこと、日本の文化を異国の地で体験することにも挑戦していただきたいです。