11月が終わり、留学生活もいよいよ残り数日となりました。授業では最終試験が近づいており、毎日勉強に励んでいます。やるべきことが多く、最近は忙しい日々を過ごしていますが、友達と励まし合いながら勉強をしたり、時にはスポーツでストレスを発散したりと、充実した生活を送っています。
11月の思い出として、まず大学で開催された「Culture Market」についてお話ししたいと思います。このイベントは、UFVの学生がそれぞれの国のブースを設け、自国の文化を紹介するというものです。私は日本の交換留学生として、日本ブースで活動する機会をいただき、日本文化を紹介しました。私はこれまでのカナダでの生活を通じて、日本の文化がどれほど広く認知され、素晴らしいものであるかを改めて実感してきました。食文化、歴史、アニメ、漫画、建築など、日本文化はカナダでも多くの人に親しまれており、日常の中で日本を感じる場面がたくさんありました。
当日は日本のブースにお菓子を用意していましたが、さらに工夫できることはないかと考えた結果、私が日本から持参していた折り紙を出してみました。この折り紙が予想以上に好評で、私が折った折り鶴を見た人々が「自分も作りたい!」と言い始め、折り方を教える流れになりました。その中で、「teacherは日本語で何と言うの?」と質問されたので、「先生」と答えると、みんなが「まさと先生、ありがとう!」と笑顔で声をかけてくれました。そのおかげで、私もとても楽しく活動できました。100枚持参していた折り紙はイベント終了時にはほとんどなくなり、折り紙を通じて友達や初対面の人々と交流を深めることができました。自分が教えた作品を見て笑顔になっている人々を見ると、日本人として誇らしい気持ちになりました。また、他国のブースも回り、食べ物や作品、装飾品などを実際に体験でき、これは私の留学の目標の一つである多文化への理解を深める大きな一歩となりました。
さらに、私が住んでいるBaker寮では「Baker Battle」と呼ばれるフロア対抗のポイントレースが1学期を通じて行われており、先日その最終戦がありました。私も積極的にイベントに参加しポイントを稼いでいましたが、私の住む4階が見事優勝しました。この勝利は寮全体を大いに盛り上げ、私自身も非常に楽しい時間を過ごしました。さらに、後日、優勝賞金の500ドルを使って祝勝会が開かれる予定で、これもまた素晴らしい思い出になりそうです。
また、UFVの国際交流委員会が企画したイベントでアイスホッケーの試合観戦にも行きました。大学の敷地内にあるアイスホッケースタジアムで、生の試合を観るのは初めての体験でした。試合後にはUFVの生徒だけがリンク内に入り、記念写真を撮る機会もあり、これも忘れられない思い出の一つです。そのほかにも、日本人の先輩の誕生日をお祝いしたり、同じPhotographyの授業を受けている友達と少し遠出して課題に取り組んだりと、イベント以外でも楽しい思い出がたくさんできました。
語学力については、留学から3か月が経過した今、まだ表現力には課題を感じるものの、日本語で話す時と同じテンポで英語の会話ができるようになってきました。これは、最初の頃の拙い英語を決して馬鹿にせず、真摯に向き合ってくれた友達のおかげです。留学当初は英語を話すことに自信が持てず、外に出たくないと感じたこともありましたが、諦めずに努力を続け、向き合ってきて本当に良かったと思います。
最後に、「留学4か月はあっという間だ」という話をよく耳にしますが、本当にその通りだと実感しています。語学、生活、食事、気候などにやっと慣れてきたと思った矢先に、帰国の日が近づいています。カナダの友達とは、たった3か月の仲とは思えないほど深く打ち解けることができました。一緒に共有スペースで料理をしたり、自習室で勉強したり、ジムで運動したりと、様々な場面で多くの人と深く関わりました。最近では「帰国日が近いね」と気にかけてくれる友達も増え、中には空港まで見送りに来てくれると言ってくれる人もいます。帰りたくない気持ちが日に日に増していく中で、残された時間を大切にし、この留学生活を最高の形で締めくくれるよう、最後まで頑張っていきたいと思います。