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地域貢献・研究

世界遺産に関するプレゼンテーション、熱狂的な聴衆を集める

  • 2024.09.24
  • 地域貢献・研究

2024年9月20日(金)、鎮西学院大学多文化コミュニケーション学科 を卒業したばかりの山村拓也さんが、アエル諫早「まち研」で印象的な卒論発表を行った。テーマは「世界遺産」: 文化遺産と自然遺産」というテーマで行われた彼のプレゼンテーションは、聴衆を魅了し、このテーマに対する彼の深い理解と聴衆を惹きつける能力の両方を披露した。

山村氏のプレゼンテーションは、ユネスコが定めた世界遺産登録の基準について探求し、この栄誉ある指定を受けるために満たさなければならない厳しい基準を説明した。文化遺産と自然遺産の両方を含む、世界中の魅力的な事例を紹介した。富士山のような日本を代表するランドマークから、オーストラリアのウルルのような世界的に重要な場所まで、山村氏はそれぞれの場所のユニークな特質と歴史的意義を巧みに強調した。

山村氏のプレゼンテーションで最も興味深かったのは、世界遺産の中には、単に環境的な重要性だけでなく、その地域の人々にとって文化的に深い重要性を持つ場所が選ばれているという点だ。例えば、富士山は自然の美しさの象徴であると同時に、ウルルがオーストラリアの先住民族にとって神聖な意味を持つように、日本にとって文化的、精神的な意味も認められている。これらの例は、私たちが世界遺産をどのように定義し、保存していくのかについて、思慮深い考察を呼び起こした。

プレゼンテーションには、多文化コミュニケーション学科の教授達のほか、本学の他学科の学生、職員、地元住民らが多数参加した。また、山村氏のご両親も出席され、より思い出深いイベントとなった。参加者は、プレゼンテーションの間中、山村氏からの魅力的な質問に参加し、知識を試したり、あまり知られていない世界遺産について議論を深めたりした。

このイベントは教育的かつ双方向的で大成功を収め、聴衆は膨大な数の世界遺産と、世界のさまざまな文化にとってのその意義について理解を深めることができた。

山村氏が大学院で学問の旅を続けるにあたり、私たちは彼の成功を祈っている。彼の卓越した論文発表は、鎮西学院大学多文化コミュニケーション学科の献身と学問的厳しさを証明するものであった。彼の洞察力を分かち合い、学生と地域社会の双方に刺激を与えてくれたことに感謝する。