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社会福祉学科

学童交流会プロジェクトの開催

  • 2024.09.4
  • 社会福祉学科

 来る8月5日(月)と7日(水)、本学のボランティアサークルが近隣の学童保育の子どもたちと「学童交流会プロジェクト」を実施しました。大学周辺にはいくつもの学童保育があり、5日(月)は学童保育「にじのたね」、「そらのたね」、「やまのたね」の子どもたちと大学生の総勢185名(学童スタッフ含)が、7日(水)は学童保育「かぜのこ」、「くやまkids」、「オトナリ」の子どもたちと大学生の総勢100名(学童スタッフ含)が鎮西学院大学に集まりました。うち学童3団体は昨年に続き2回目でしたが、今年はさらに増えての大プロジェクトとなりました。

 10:00に開始、対面式の後はプログラム①脱出ゲーム、小グループで学内の指定場所を探し、そこにあるクイズに解答できると次から次へと場所を移動します。小学生も大学生も会話を通して互いに打ち解けていきました。②は体育館でドッジボールなどの運動プログラムを楽しみ、昼食タイム!一緒にお弁当を食べながら、会話も弾みました。

 午後はまず、③コミュニケーションプログラムです。いくつかの教室に分かれて、「フルーツバスケット」、「ワードウルフ」、小学1年生は「ひらがな並べ」をしました。子どもたちは、自分の意見をはっきりと言いながら、自分以外の意見もしっかりと聞くなど、まさにコミュニケーション力の高まりが感じられました(もちろん大学生もです!)。そして最後のプログラムは④プチ工作です。樹脂粘土で好きな形を作り、色付けをしてキーホルダーを作りました。この日の思い出作りです。時間が経つのは早く、15:30に解散式を終えて、子どもたちは大学を後にしました。この2日間、大学は子どもたちの貸し切り状態となり、いたるところで子どもたちの話し声や笑い声が響いていました。夏休みの楽しい1日になってくれたら嬉しい限りです。

 このプロジェクトを実施するにあたり、大学生は何度もミーティングを行い、子どもたちの安全を第一に考え、子どもと接するときには①言葉づかいに気をつける、②からかったりしない、③子どもたちへの声かけを積極的にする、などといった約束ごとの共通理解を図りました。ボランティアサークルは3学科の大学生で構成されており、卒業後は特別支援教育や子ども児童福祉に携わりたいという社会福祉学科の学生が多数を占めていますが、とてもいい経験ができ、子どものことを実際にいろいろと学ぶことができたと思います。また、他学科の学生も今回の交流で子どもへの関心が高まったとのことです。以下は、この大プロジェクトを中心となってまとめたボランティアサークル部長のMさんによる活動後の感想です。

 

 「まずは、この交流会を無事開催することができてうれしく思います。交流会を開催するにあたり、大学生のメンバーとどのようにしたら小学生に楽しんでもらうことができるのか、安全に行うことができるのか、などミーティングを行いました。実際にやってみると思うようにいかないこともありましたが、大学生メンバー1人ひとりが臨機応変な対応をしてくれたことで無事終えることができました。また、私自身このような場でリーダーをするということが初めてで不安と緊張が正直言うと大きかったですが、先輩方をはじめ大学生メンバーの助けがあったことで最後まで諦めずに行うことがきました。私が交流会で学んだことは、リーダーが焦っている姿や不安を人前では出さずに冷静でいること、何か指示を出すとき、何かをするときにはその場の状況をしっかりと見極めて判断し的確にすることです。そして、小学生と接する中で小さなことかもしれませんが目線を合わせること、わかりやすい言葉で話すことの大切さを改めて学びました。交流会の中で小学生が楽しそうに遊んでいる姿や終わった後に楽しかった!という言葉をもらったことで開催してよかったと思いました。そして、大学生も小学生から元気をもらいました。この交流会は昨年、第1回目の交流会を開催した前部長の北御門さんから引き継いで開催できました。学童交流会を第3回、4回・・・とこれからも続けていけたらと思います。」

 

 最後に、このプロジェクトの開催にあたり、計画段階からご協力いただいた各学童保育のスタッフの皆様、鎮西学院関係者の皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

(文責:ボランティアサークル顧問 菅達也)