社会福祉学科には「どんな先生がいて、どんな研究をしているのか」興味や関心を持ってもらえるように教員紹介を行います。今回は社会福祉学科学科長の菅先生です。
2022年9月23日 新幹線が開業しました。長崎~武雄温泉はとても盛り上がりましたが、その陰で姿を消した車両たちがいます。
まず、885系「白いかもめ」と呼ばれた特急電車(模型写真一番奥)です。カーブの多い区間に対応した振子式採用で最高速度130㎞/hで長崎線を駆け抜けました。次に、主に大村線の快速列車として活躍したキハ200系気動車(奥から2番目)です。九州各地で使用されていますが、長崎の車両は、青一色に客用ドアを赤色として側窓下部に「SEA SIDE LINER」のロゴが入っていました。そして、私が最も好きなキハ66・67系気動車(奥から3番目、4番目)です。これは国鉄時代に作られ馬力があり、はじめは筑豊地区で活躍しました。筑豊線の電化に伴い、長崎に配属され、シーサイドライナー色(手前1番目)、国鉄急行色(手前2番目)、ハウステンボス色(写真なし)の3色で運用されました。キハ66・67系は日本で30両しか作られなかったため、今では写真や模型でしか見ることができません。
海上輸送で川棚港に到着した新幹線
キハ66・67系気動車の雄姿
以上、西九州新幹線開業で長崎を去った車両たちを紹介しました。本職は特別支援教育で、知的障害、肢体不自由、病弱の特別支援学校に31年間勤めました。鉄道とは全く関係ないようですが、意外にもこれが活かされる時が何度もありました。何でもいいので、好きなものや好きなことがあったらいいと思います。乗り物に興味がある人は是非研究室に遊びに来てください。
旧門司鉄道管理局区内研究家 菅 達也