社会福祉学科には「どんな先生がいて、どんな研究をしているのか」興味や関心を持ってもらえるように教員紹介を行います。今回は社会福祉学科副学科長の金先生です。
皆さんホームページへのアクセスありがとうございます。私は大学で障害者福祉や社会福祉の専門職として身につけるべき技術等を教える授業を担当しています。
福祉は「幸せ」を意味する言葉で、社会福祉は人々が幸せに生活することを追求する学問となります。人々が幸せな生活を送るためにはそれを支える仕組みと支えてくれる人材が必要となります。これから日本では子供、障害者、高齢者等生活に困っている人だけではなく、すべての人が共に暮らす社会作り、すなわち「地域共生社会」を目指しています。このような将来の福祉を担うのが鎮西学院のような大学で社会福祉の知識、技術を専門的に学んだ人材になるわけです。そのため、社会福祉の専門職を育てることはますます重要になっています。鎮西学院では将来の福祉現場で活躍できる人材を養成するため、実践を通して学ぶ機会をたくさん作っています。
大学の教員は授業だけではなく、様々な社会活動も行っています。私は現在日本職業リハビリテーション学会の九州ブロック理事や諫早市の自立支援協議会の就労支援部会の委員になっています。職業リハビリテーションは障害者等働くことに困難を感じている人たちを支援する制度や実践について研究したり、その発展のために様々な啓発活動等を行う学会です。この学会で私は九州ブロック理事として活動するとともに、個人的には障害者等働くことの難しさを感じている人たちの支援について研究しています。働くことを通して社会の一員として活躍することは障害の有無に関わらず誰もが望んでいることで必要とすることだと思っておりますので今後もこの活動を続けていきたいと思っています。
日本はヨーロッパやアメリカ等の先進国から多くを学び実践して相当発展してきています。しかし、まだ待機児童問題、貧困、非正規労働、所得格差、老々介護等様々な社会問題を抱えていて、更なる発展が必要となります。そのためには働くことや幸せに暮らすためのことを真剣に考えて実践する人材が必要となります。皆さんもその一員になって私達と一緒にみんなが生きがいや働きがいをもって生き生きとして暮らす社会について考えてみませんか。
文責:金