2023年度をもって本学現代社会学部社会福祉学科を退官される岩永秀徳先生の最終講義が、ピースチャペルの時間に開催されました。
岩永先生がこれまでのご自身のあゆみをふりかえり、福祉とどのようにかかわってこられたのか、その中で気づいたこと、学んだことを学生達へのメッセージとしてお話頂きました。子ども時代から大学生に至るまで、福祉にかかわる問題は身近にあって、その中で関わってこられた方の声に真摯に寄り添いながら、福祉の道に進まれたこと、そこでの障害のある方等との出会いやご家族との縁を大切にしながら、たくさんの学びや喜びがあったこと、それらをNPO活動や地域づくりの実践に活かしてこられたことを朗らかな語り口とジョークを交えて、明るく楽しくお伝え頂きました。学生たちは時折笑みをこぼしながら、先生のお話に耳を傾けていました。
学生達へのメッセージとして、「感謝にまさる能力はなし」、「人は一人では生きていないことを忘れないでほしい」、「感謝と思いやりを忘れないでほしい」、「人と人の縁をつなぐことを大切にしてほしい」などご自身の経験を通してお話頂く中で、学生たちは一つひとつの言葉を真摯な思いで受けとめていました。岩永先生のこれからのご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。本当にありがとうございました。