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社会福祉学科

自殺予防に向けた大学生によるラジオメッセージの発信

  • 2024.09.12
  • 社会福祉学科

 9月10日の「世界自殺予防デー」にあわせて、社会福祉学科の2名の学生と山口先生がエフエム諫早の「にじらじステーション」という番組内で、自殺予防に向けた諫早駅での街頭活動やこども若者の自殺予防を呼びかけるメッセージ発信を行いました。

 これに先立ち、諫早市による「ゲートキーパー養成講座」を7月4日に学内で開催しており、養成講座を修了した大学生が、自殺予防に向けた普及啓発活動の一環として取り組むものです。ゲートキーパーとは「命の門番」という意味で、つらく思い悩む人の存在に気づき、寄り添うとともに必要な支援につないだり、見守りを行う役割が期待されています。

 自殺予防に向けた2名の大学生からのラジオメッセージとして、「自殺を考える際、周りの人が悲しむこともふりかえってほしい」、「気づいたときに支援につないでいくことも大事な役割」などが伝えられました。日本の年間の自殺者数は2万1千人を超えており、近年ではこども若者の自殺者が増えている状況があります。そうした中で、こども若者の立場や目線からのアプローチはますます重要であり、将来ソーシャルワーカーや教員の仕事をしていくうえでも大切なものとなっていきます。学んだことを活かして、生きづらさを抱えた人の視点に立ちながら、人や地域に働きかけるチャレンジを学生達には続けてほしいと願っています。

 

 なお本取り組みは、長崎県精神保健福祉協会の研究助成事業「大学生へのゲートキーパー養成講座の効果検証と地域づくりに関する調査研究」(研究代表:山口弘幸)の一環として、諫早市と連携しながら取り組んでおります。諫早市健康推進課様、エフエム諫早様のご協力に心より感謝申し上げます。