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社会福祉学科

長崎県ユニバーサルツーリズムセンターの見学(基礎演習Ⅲ)

  • 2024.10.19
  • 社会福祉学科

 社会福祉学科の講義では、大学教員の他に現場職員や当事者の方々など様々な方々を授業にお招きしたり、実際に現場を視察したりする中で授業が展開されます。先日の基礎演習Ⅲの山口ゼミでは「観光と福祉のかかわりを学ぶ」をテーマに、大村空港にある長崎県ユニバーサルツーリズムセンターの相談デスクを見学致しました。

 ユニバーサルツーリズムとは、「ユニバーサルツーリズムとは、すべての人が楽しめるよう創られた旅行であり、高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行」のことを指します。長崎県ユニバーサルツーリズムセンターでは、県内宿泊施設や観光施設におけるバリアフリーなどの情報提供を行うとともに、旅の道中でお手伝いが必要な方への介助人材の派遣、車椅子やベビーカーの手配など様々な情報・サービスを提供しておられるとのことでした。近年の長崎県のユニバーサルツーリズムの状況や相談窓口での対応の実際についてお話を伺うとともに、「JINRIKI」という旅行時や災害時の車いすでの移動をサポートする支援器具を体感することもできました。

 学生達の感想として、「こうした相談窓口が旅行者が行きかう大村空港や長崎駅にあることが大事」、「JINRIKIが身近な観光施設にもあると良い」など福祉と観光の接点を考える大変貴重な機会となりました。お忙しいところ視察を受け入れて頂きました長崎県ユニバーサルツーリズムセンターの職員の皆様、ご対応頂きありがとうございました。